東北大学電気通信研究所シンポジウムの御案内
本シンポジウムは,全国共同利用研究機関である,東北大学電気通信研究所
の主催により,電気・通信・電子及び情報工学の分野で、最近注目されている
重要な諸問題について全国の研究者を集めて相互に情報を交換し、十分討議す
ることを目的として企画されているものです.年に1〜2回の開催を原則とし,
これまでに,36回が開催されています.
今年度は,マルチメディア時代を迎えて重要性を増している臨場感通信を取
りあげ「高次臨場感通信を目指して」と題して開催することといたしました.
臨場感豊かな情報を伝達・受容するための基礎科学と,システム化について,
現状と夢を語りあいたいと考えています.現在までに計画されているプログラ
ムは以下のとおりです.また,その他の情報の詳細は,
http://www.sone.riec.tohoku.ac.jp/sympo97/
を御参照ください.
- 主催:
東北大学電気通信研究所
- 協賛: 情報処理学会東北支部
- 責任者:曽根敏夫
- 担当者:
- 鈴木陽一
yoh@riec.tohoku.ac.jp
- 小澤賢司
ken@sone.riec.tohoku.ac.jp
- 高根昭一
sho@sone.riec.tohoku.ac.jp"
- 問合先:
sympo@sone.riec.tohoku.ac.jp
第37回 通研シンポジウム「高次臨場感通信を目指して」 プログラム
- 期日
- 1997年11月4日(火)〜6日(木)
- 場所
- ホテルサンルート蔵王
- (〒989-09 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉)
11月4日(火)
開会 (13:00)
- 「電気通信研究所の役割と,このシンポジウムへの期待」
沢田 康次 (東北大学 電気通信研究所 所長)
- 「高次臨場感通信と人間情報処理」
曽根 敏夫 (東北大学 電気通信研究所・シンポジウム実行委員長)
セッションA (13:30-17:00) 臨場感通信システム − 現在,そして未来へ
- 人間ー機械共生空間 ーポストモダン情報システムー
白鳥 則郎 (東北大学 電気通信研究所)
- 臨場感通信会議システムの展望
宮里 勉 (ATR 知能映像研究所)
- 都市型情報テクノロジー序章 -- エージェントとその周辺技術
西田 豊明 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
- メディア・サーファーの認知メカニズム
赤木 昭夫 (淑徳大学 国際コミュニケーション学部)
- マルチメディアコミュニケーション
竹内 郁雄 (電気通信大学 情報工学科)
セッションB (19:00-21:00) マルチモーダル知覚と臨場感通信
- マルチモーダル知覚と記憶表象
加藤 隆 (関西大学 総合情報学科)
- マルチモーダル知覚とマルチメディア情報通信
河原 英紀 (和歌山大学 システム工学科)
- マルチモーダル知覚と放送
宮坂 栄一 (NHK 放送技術研究所)
11月5日(水)
セッションC (9:00-12:00) 高次符号化と通信技術
- マルチメディア通信における音声と楽音の符号化
守谷 健弘 (NTT ヒューマンインターフェース研究所)
- 高忠実度オーディオ符号化
山崎 芳男 (早稲田大学 理工学総合研究センター)
- MPEG符号化の現状と将来
高橋 賢一 (松下電器産業(株) 映像研究所)
- リアルタイムマルチメディア通信のための高速ネットワーク
曽根 秀昭 (東北大学大学院 情報科学研究科)
セッションD (14:00-17:30) 視覚・聴覚における場の知覚
- 空間音響知覚
森本 政之 (神戸大学 工学部)
- 音による環境理解
柏野 牧夫 (NTT 基礎研究所)
- 立体視知覚の基礎
佐藤 隆夫 (東京大学 文学部)
- 頭部運動による運動視差から知覚される奥行と運動のトレードオフ
櫻井 研三(東北学院大学 教養学部)・Hiroshi Ono(York University)
- 重力空間枠組順応に関与する各種感覚の統合
古賀一男 (名古屋大学 環境医学研究所)
◎懇親会 (18:30-)
11月6日(木)
セッションE (9:00-12:00) 高次ディスプレーの現状と未来
- 3次元音場情報の抽出と再生手法
浜田 晴夫 (東京電機大学 情報通信工学科)
- 精密3次元音場再生手法
鈴木 陽一 (東北大学 電気通信研究所)
- High Definition Television の未来 Hi-vision から立体テレビへ
湯山 一郎 (NHK 放送技術研究所)
- 高臨場感マルチメディア通信会議システムとその要素技術
青木 茂明 (NTT ヒューマンインターフェース研究所