第282回研究講演会開催報告
- 日時:平成12年7月31日(月)15:30〜17:00
- 場所:弘前大学50周年記念会館会義室
- 演題:「ゲノム情報科学の新展開とバイオインフォマティクス教育」
- 講演者:高木利久(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 教授)
- 講演要旨:
- ヒトゲノムの塩基配列がすべて決定されるという歴史的瞬間を
目前にして、ゲノム情報科学の重要性がますます高まりつつある。もともと
ゲノム情報科学は、ゲノム計画から産み出される膨大なデータを効率よく
処理するためのデータベースや解析ツールを開発することを目的として生ま
れた研究分野であるが、将来の生命科学の中核を担う存在として大きな期待
が寄せられるまでに発展してきた。このような状況のもとで今年の4月から
スタートした文部省の「ゲノム情報科学」プロジェクトの目的や内容が詳しく
紹介された。また一方で、この分野の人材不足が大きな問題となりつつあり、
人材不足解消に向けたバイオインフォマティクス教育の在り方についても
議論された。
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- 参加者:34名
- 報告者:清水俊夫
- 弘前大学理工学部電子情報システム工学科
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