2016年11月30日(水)14:30〜15:30
弘前大学 理工学部1号館 第10番講義室
中村 維男 氏
(慶應義塾大学)(東北大名誉教授)
「ある新奇なメモリは計算機科学を変えるであろう」
今日の有り触れたDRAMやSRAMのようなメモリは、それらのアクセス速
度において限界に近付いている。そのため、IoTからスーパーコンピュータに亘
るコンピュータにおいて、もっとも有害なる要因は、処理速度を低下させるメモ
リボトルネックである。ここでは、現存のメモリの1000倍以上のアクセス速
度を有するマーチングメモリMMについてその原理を紹介する。併せて、そのメモ
リ搭載によるコンピュータによる非常識な用途応用例を述べる。