情報処理学会東北支部研究講演会(秋田大学)報告


〇日時:2022年11月21日(月)13時~14時20分
〇主催:情報処理学会東北支部
〇共催:秋田大学大学院理工学研究科人間情報工学コース/理工学部人間情報工学コース
〇開催形態:オンライン開催
〇講師:澤村 誉氏
(NTT東日本 秋田支店長)
〇演題:デジタルツインの可能性とその未来 ~VUCA時代の社会基盤の在り方~
〇講演報告:
 近年,IoTによるセンシング情報の充実,AIによる膨大な収集データの分析,シミュレーション技術の向上などに伴い,現実世界とサイバー空間をリンクさせ,サイバー空間上におけるシミュレーション結果を用いて,現実世界で新たな課題解決方法の探求やリスク軽減に向けた対処計画の策定などを支援する「デジタルツイン」が実用段階に入っている。本講演では,デジタルツインが注目される背景について説明が行われた後,Society 5.0におけるデータ利活用の事例として,山形県長井市におけるスマートシティの取り組みや,医療スマート実証の紹介が行われた。また,都市インフラデジタルツインやバイオデジタルツインについても説明が行われ,デジタル社会における将来展望が示された。
 以上のように,デジタルツインの可能性とその未来を理解することができ,講演後も質問が続くなど,参加者にとって非常に有意義な講演であった。

〇参加者:約110名

〇報告者:景山陽一(秋田大学大学院理工学研究科)

report/talk_20221121.txt · 最終更新: 2022/11/25 by admin